リクエスト
予約の日、女性は来店しませんでした。
それから2週間後、彼女から電話で「再び予約を入れたい」と電話がありましたが、
2度目の予約にも女性は現れませんでした。
もう来ないだろうとケイトさんは悲しく思っていました。
しかし、その女性は後日お店にやってきました。
「ヘアカットをしていただけますか？」
と尋ねた女性にケイトさんは喜んで引き受けました。
「できれば髪を少し長めに残したいのですが」
とリクエストする女性に、ケイトさんは彼女の希望を取り入れることにしました。
普通ならカットしなければいけないほど彼女の髪は痛んでいましたが、
ケイトさんはなんとか彼女の希望を叶えようと思いました。
美容師のプロ意識
それからケイトさんの闘いは始まりました。
女性の髪を解きほぐすだけでも4時間半を費やしました。
カラーリングに3時間、カットに30分、合計8時間以上もかかりました。
そして女性の髪はというと、見違えるほどに美しくなりました。
全てのケアが終わった時、女性の瞳が輝き頬はバラ色に染まっていくのがわかりました。
彼女が自分自身を取り戻した喜びを感じた瞬間であったのでしょう。
「私は誰かの人生を変えることができたこの日を決して忘れません。
彼女が新たな一歩を踏み出すお手伝いができたことを本当に嬉しく思います」
とケイトさんはこのことについて語っています。
最後に、「私はこの仕事が大好きだ」とも言っていました。
髪型を変えたことで心まで明るくなった彼女のこれからの人生が、
自信に満ちた人生であってほしいと願います。
それにしてもケイトさんのように熱心な美容師さんに出会えてよかったですね。
諦めないで最後まで付き合ってくれたケイトさん。
プロの心意気ですね。
あの時、安易にカットに逃げていたら女性は立ち直れなかったかもしれません。
出典：Facebook
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