優しいトラック運転手
ある日、トラック運転手のダンさんは、道路の脇に小さな野良犬がいることに気が付きました。
彼は、小さな犬に危険を感じて幹線道路にトラックを停めました。
「他の車に轢かれてしまうかも…」
そう思いながら、犬のもとへと急ぎました。
近くに寄ってみると、その野良犬は「ジャックラッセル・テリア」という小型犬種です。
ダンさんは、その犬は明らかに捨てられてしまったのだと思いました。
そしてこの犬を保護しようと近づくと、吠えてダンさんを拒むのです。
「人間不信も無理はない」と思いましたが、どうやら犬はダンさんを森に誘導しようとしているのでした。
優しいダンさんは、犬の誘導に従い森へと入っていきます。
その先にいた動物とは…?
この子を助けて
誘導されて到着した先には、なんと白いうさぎがいたのです。
この子も明らかにペットとして飼われていたうさぎでした。
ダンさんを見ても逃げることはなく茂みの下に静かに座り、助けを待っていたようです。
案内した犬は、ダンさんにうさぎを助けて欲しかったのです。
ダンさんはうさぎを抱き上げました。すると犬も黙ってダンさんの後に付いてきて、
2匹はトラックに乗せてもらいました。
安心した顔付きで車に乗っています。
そしてダンさんは、犬に「ハイウェイ(高速道路)」、
うさぎには「インターステイト(各州をつなぐ高速道路)」という名前を付けました。
その後の2匹については、次のページで詳しくお伝えいたします。