我が子のように…
保護施設でこの雄猫は『アリ』と名付けられました。
アリはとても愛情深い猫で、施設に着くとすぐに子猫たちの世話を始めました。
オス猫のアリはこの子たちの父親かと思いきや、血の繋がりはないということです。
保護される前から子猫たちの面倒をみていたようです。
アリはFIV(猫免疫不全ウイルス感染症)を患っていました。
この病気は深い咬み傷による感染がほとんどです。
気の優しいアリはケンカもしないため、子猫たちに病気を移すことはありませんでした。
大切な子猫たち
アリが大切に世話をしていた子猫たちをご紹介します。
アリは施設に入ってすぐにサラさんたちに擦り寄り、幸せそうに喉を鳴らしたそうです。
サラさんたちに任せていれば子猫たちは大丈夫だ、とアリは思ったに違いありません。
その後、SNSを通じてアリの里親探しが始まりました。
新しい生活
カイシーさん夫婦がアリに会いにきました。
夫婦はアリの愛らしい姿に一目惚れをし、早速我が家に迎え入れることを決めました。
アリはカイシーさん夫妻にもらわれていきました。
翌朝、サラさんがアリにおもちゃとベッドを届けに行くと、
アリは新しい環境にすでに慣れていて幸せそうな顔を見せてくれたとのこと。
子猫たちを大切に育てていたアリは、暖かい家庭で新しい生活を始めました。
これからは迎えてくれた里親さんに可愛がられて暮らして行くことでしょう。
それにしても、なぜ血の繋がりのない子猫たちを大切に思っていたのでしょう。
猫同士の仲間意識か、それとも子猫たちのお母さんが好きだったのかなどと人間臭く想像してしまいます。
全ては想像ですが、はっきりわかっていることはアリが優しい猫だということですね。
その優しい性格ゆえに掴んだ幸せなのでしょう。
出典:Facebook
【関連記事】
*猫が行方不明のまま数ヶ月経った男性→心の穴を埋める存在を保護施設で探した結果…!
*冷たい雨に打たれ、凍って動けなくなった子猫を保護し、20分温め続けた結果…!
*年老いていたことから里親と出会えなかった猫→保護施設に迎えられたことで幸せを手にする…!
*人間を恐れて食事をとれなくなった子猫!保護主さんの深い愛情でその瞳にもう一度希望が宿った・・・
*保護して間もなく地震に襲われた子猫→白猫と寄り添い合っていたあの時から1年半経って見せてくれた姿にみんなメロメロ!