幸せは遠い
約300匹の犬たち全てに、新しい環境を見つけるのは簡単ではありません。
そしてこの子達は長い間狭い場所へ押し込められていたので、足の骨が大変脆くなっていました。
遊んだり飛び跳ねたりするだけで骨折をしてしまうのです。
ジャグも例外ではありません。
この子は長い間、苦境の日々を過ごしていたのですっかり人間嫌いにもなっていました。
里親さんから「気難しい」という理由で施設に戻されてしまったのです。
差し出す手
施設に戻されてしまったジャグ…。
しかし、全ての人がこの子を見捨てたわけではありません。
施設に戻されたときに立ち会っていたボランティアのブラノンさんは、こう思ったのです。
「この子をこのまま、ひとりにはしておけない」
そして、とりあえずジャグを家に連れて帰りました。
ブラノンさんの家には、レスキューされた3匹の犬がいます。
ジャグはこの子達とは仲良くできましたが、やはり人とは触れ合いたがりません。
ジャグのさらなる苦難は、次のページにてご覧ください。