「家畜を狭い場所で飼わないで!」1人の少女の動物を想う提起に考えさせられる・・・

家畜の環境

イギリス在住のルーシー・ギャバガンさんは15歳にして畜産業に関心を持ち、

家畜が劣悪な環境で飼育されている事を知りました。

以後、彼女はイギリスの大手スーパーマーケット「TESCO」で、

劣悪な環境で自由もなく飼育される家畜たちを救うための署名活動を始めます。

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彼女はまず、養鶏場の飼育環境に着目します。

鶏の健康状態は二の次で自分たちの利害ばかり気にしている養鶏場の卵を販売せず、

買わないで欲しいと訴えました。

彼女の熱意が伝わり、なんと28万人分もの署名が集まりました。

「TESCO」は膨大な数の署名とルーシーさんの熱意にあてられ、

2026年までに対策を行うことを約束しました。

直訴状

スーパーマーケットでの署名活動を切っ掛けに、ルーシーさんは新たな活動に乗り出しました。

チェーンレストラン「Wagamama」やドーナッツ店「Krispy Kreme」など、

鶏肉や卵を使用する飲食店や小売店に直訴状を提出します。

直訴された企業は2026年までに対策を行なうことを約束しました。

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不衛生な環境で育てられた家畜を減らすため、ルーシーさんはメディアをも味方につけて問題提起しました。

現在、動物愛護福祉協会などがルーシーさんのスポンサーとなり、活動を応援しております。

最適な環境とは?

ルーシーさんは檻無し(フリーレンジ)養鶏を理想としています。

しかし、檻無し飼育は手間がかかります。

全ての鶏がフリーレンジで飼育されると、

鶏が充分に育つまでに必要なスペースが養鶏場の何倍も必要になります。

さらに卵が生まれた時には、それを拾う手間も養鶏場とは比べ物にならなくなる恐れがあります。

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一方でルーシーさんが活動しているイギリスでは、

「養鶏に限らず、食肉のための畜産、酪農に関しても狭く劣悪な環境で生育することを農家に対し禁止する」

法律が成立しています。

2020年より施行されるとのこと。

この法律の成立後は食肉の値上がりが懸念されていますが、

値段より食の安全性を重要視する住民たちの切なる願いがうかがえます。

こうした法律やルーシーさんの活動について、あなたはどのように感じますか?

出典:METRO/Instagram/Instagram

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