絶望
発見者の一人であるエフワーグナーさんは、次のように語っています。
「私達は犬がまだ生きていることに気づき、
獣医に応急処置をしてもらうためにオースティン動物センターに急いで運びこんだのです」
動物センターで診察してもらったところ、
この犬はあまりにも体温が低すぎて体温計が反応せず、測定もできませんでした。
また、体を動かす力もこの犬にはなかったのです。
その結果、残念ながら回復するのは難しいと診断されてしまいました。
エリザベス・マンセラ
絶望感が漂う中に、獣医専門技術者のエリザベス・マンセラさんがこの犬の医療処置に加わりました。
マンセラさんは、体温の回復を図るために3時間にわたってこの犬を温かいお風呂に入れ、
優しくドライヤーを当てやるなどのケアを続けました。
この犬の治療に心をそそいだマンセラさんはこの犬を「ソフィー」と名付け、家族に迎えることにしました。
幸運にも、完全に回復することができ体力を取り戻したソフィーは、
現在はマンセラさんの家族からの愛情を一身に受け、その家族の一員として幸せに暮らしいます。
マンセラさんは、
「ソフィーは、今後は食事に困ることも寒さを感じることもないわ」と力をを込めて語っています。
幸運にもソフィーは助けられ、回復することができました。
しかし、人知れず命を落としてしまう動物たちは多いと思います。
決して、私たちはそのことを忘れてはいけませんね。
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