病気になった途端家族に見放された犬がシェルターに来て200日が経過!病が進行する中でも幸せを願った犬の運命は…?

前向きに

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シェルターで新しい家族を待つパドレ。

来た当初は自由にシェルター内の敷地を走り回っていましたが数日後には足をかばい、

そしてその数週間後には犬用の車椅子にを使う状態に。

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けれど、パドレは常に楽しいそうに動き回っていました。

足がうまく動かせなくなっても歩くことを止めなかったのです。

通り過ぎる人々

しかしシェルターに訪れる来客は、パドレのケージを通り過ぎます。

パドレはその様子をジッと見つめ、少し寂しそうな顔をするそうです。

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シェルタースタッフのクレアさんは次のように語ります。

「人々はパドレを見て、彼の痛みや苦悩しか感じ取らないみたいなんです。
彼らが気付いていないのは、彼がいかに強くて、明るくて、愛情に満ちた犬かということです。
私がいちばん恐れているのは、パドレのような素晴らしい犬がシェルターで最後の瞬間を迎えることです。
彼はもう200日もここにいますから」

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新しい出会い

そんなある日、「パドレに会わせて欲しい」と名乗り出る人がいました。

エリン・ウィンさんとジョッシュ・ウィーチェルさんご夫妻です。

彼らはパドレの動画をネットで観て胸が締め付けられる思いをし、今回の連絡に至ったのです。

ところがパドレはいつものケージにはいませんでした。

ちょうど、お散歩中だったのです。

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パドレはボランティアスタッフのスタッヴさんと散歩に出ていました。

スタッヴさんはパドレの大親友です。

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パドレが保護されてから週に3、4日はパドレに会い、

彼が幸せな日々を送れるようにお世話を続けてきました。

やっとパドレと対面できたウィーチェル夫妻。

スタッフにも、大親友のスタッヴさんにも彼をもっと幸せにすることを約束し、

「彼の人生で残された毎日、愛情を注ぐ」と誓いました。

200日以上待ち望んだ幸せ

ついに新しい家族に迎えられ、幸せを手に入れたパドレ。

その顔はとても嬉しそうだったとのこと。

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奥さんのウィンさんは、パドレに「一目惚れだった」と話します。

そして簡単な検査や引っ越しの準備を整えたパドレは、

ついにウィーチェル夫妻の自宅へと引き取られていったのです。

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パドレの病気は進行性の不治の病。

時が経つほどに体に異変が現れます。

しかし、パドレはもうひとりぼっちではありません。

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ウィーチェル夫妻から、溢れんばかりの愛情を注がれて過ごしています。

「彼は本当に人間が大好きなんです。
愛情表現もよくしてくれます。
一緒に寝転がったり、撫でて欲しそうにしてきたり…
私たちは今、とても強いもので繋がっていると感じます。」

ウィンさんはこのように話します。

絶望的な局面から幸せになれたパドレ。

彼のように、愛に満ち溢れた家族のもとで一生を過ごせる犬がもっと増えたら素敵ですね。

出典:The Dodo

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