糖尿病予知犬
アメリカのユタ州というところに、4歳になるセイディちゃんという一人の女の子がいました。
セイディちゃんは、先天性のダウン症と1型糖尿病を抱えていました。
セイディちゃんはまだ4歳と幼すぎるため、自分では血糖値の異常を感じ取ることができません。
そのため、彼女の両親が血糖値の安全レベルを保つことが重要となっていました。
しかしたった4歳の小さな子に対して、測定器を使用しての検査が難しい時がありました。
そのため、両親はセイディちゃんのためにある犬を飼う事にしたのです。
セイディちゃんのために飼われたのは、ラブラドール・レトリバーのヒーローくんでした。
ヒーローくんは訓練を受けたサービスドックで糖尿病予知犬だったのです。
ヒーローくんはセイディちゃんの血糖値が100以下と低くなった時には、
唸り声をあげて両親の手に左前足を置きます。
反対に血糖値が200を超えるような場合には、右前足を置くように訓練されていました。
そのため、両親は毎回セイディちゃんの血糖値をはかる必要がなくなり、
ヒーローくんの嗅覚を頼りにセイディちゃんの血糖値を予知していました。
そんな中、セイディちゃんが科学を超えた信じられない力を発揮します。
そのエピソードを、次のページで詳しくご紹介いたします。