盲目の子猫「レモン」の余命はわずか数ヶ月…残された日々を獣医師と決めた“あるリスト”を目標に頑張る!

厳しい現実

ブリアンさんは子猫の体を診察した時、心臓に雑音が聞こえるのを見逃しませんでした。

そこで彼女は知り合いに心臓を専門とする獣医師仲間がいたので急いで連絡をし、

精密検査をさせて欲しいとお願いをしました。

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そして子猫が心臓のエコー図検査を受けたところ、なんとこの小さな体に心臓病を患っていることが発覚。

さらにその病状はとても深刻で、余命はあと数ヶ月ではないかという診断結果が出たのです。

当時のことをブリアンさんは次のように振り返ります。

「どうやら、子猫は生まれつき目が見えず、心臓にも問題を抱えていたようです。
彼の心臓にはまるでチーズのようにたくさんの穴が開いており、
血を送り出すという本来の機能が果たせていない状態でした。」

残された時間を幸せに…

余命わずかと宣告された子猫。

「この先子猫をどうするべきか…」とブリアンさんは悩んだそうです。

そして悩んだ末、ある1つの答えに辿り着きました。

「せめて、この子が幸せな最期を迎えられるよう、私にできる事は何でもしてあげよう。」

まず子猫に「レモン」と名付けたブリアンさん。

こうして子猫を幸せにする計画が始まったのです。

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このメモはブリアンさんが書いた「Bucket List」。

いわゆる「死ぬ前にやっておきたいこと」のリストです。

ビーチ行ったり雪を見たり、写真を撮ったり、誕生日会をするといったものが書かれています。

はじめは紙1枚におさまる程度だったそうですが、日を追うごとにやりたいことは増えていきました。

最期まで一緒に…

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ブリアンさんは、リストに書き出したものを一つ一つ実行しました。

毎日時間を作っては、レモンを連れてお出かけです。

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こちらは誕生日会をした時。

たくさんに人に祝われ、また美味しいご飯も用意され、とても嬉しそうです。

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これは念願のビーチデビュー!

初めての砂浜と潮の香りにレモンは少し興奮気味だったとか。

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レモンは今も忙しい日々を送っています。

なんといっても、死ぬ前にやりたいことがたくさんありますからね!

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ブリアンさんはこの事について次のように語っています。

「レモンと私が一緒に暮らせる残りの時間は決して長くはありません。
しかし、その時間は私たちにとってとても貴重で夢が詰まったものになると信じています。
私はこれからもレモンの命がある限り、彼と共に色々な場所へ行き、様々な体験をするつもりです。」

残された時間をどうするかで、その幸福感は違うと思います。

1日でも長くレモンが生き延び、

ブリアンさんと作った「やりたいことリスト」を達成してくれることを祈るばかりですね。

出典:LoveMeow

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