昏睡状態
アメリのカリフォルニア州に住むライアン・ジェッセンさんはある朝、酷い頭痛で目が覚めました。
その時ライアンさんはただの片頭痛だと思い、特に何とも思っていませんでした。
しかしこのライアンさんのほんの少しの油断が、後にライアンさんを命の危機にさらします。
実情は彼の予想とは裏腹に、かなり深刻なものでした。
33歳のライアンさんは、実はこの時脳出血を起こしていました。
医師たちの懸命な処置もむなしく、それから間もなくして昏睡状態に陥ります。
お別れ
そして2016年11月の終わり頃に、
ライアンさんの意識は二度と戻ることがないであろうことが家族に告げられます。
この時家族は厳しい決断を迫られるのです。
そしてついに2016年11月30日、
入院先のベッドの上のライアンさんを囲むようにして、家族と友人達は集まりました。
それは彼にそれぞれお別れを言うためでした。
しかし、家族のある特定の一員の姿だけはそこにありませんでした。
それは、ライアンさんが愛してやまなかった犬のモリーです。
モリーは、なぜライアンさんが家に戻ってこないのかわからずに過ごしていました。
病院側の計らい
家族が病院の職員にモリーのことを伝えると、医師達は彼らの心情を汲んだ計らいをしました。
モリーがライアンさんに別れを告げられるよう、犬が集中治療室に入室することを許可したのです。
モリーはベッドで昏睡状態のライアンさんを見ると静かに鳴き、
鼻をライアンさんの顔にすり寄せたそうです。
おそらくモリーは、ライアンさんとの最後の別れを悟ったのだとでしょう。
その時の様子はこちらの動画にてご覧ください。
ライアンさんはモリーのような素晴らしい友人がいて、幸せだったに違いありません。
今はただ、ライアンさんのご冥福を心からお祈りするばかりです。
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