正直な感想
『二ツ星の料理人』とは2016年6月11日に上映されたアメリカの映画です。
あらすじとしてはかつて挫折を経験した天才シェフであるアダム・ジョーズが、
三ツ星を目指して最高のレストランを作り上げる様子が描かれたものとなっています。
本物の厨房の雰囲気を再現するため、現在最も先進的なレストランが集まるロンドンを舞台にしており、
エキストラには現役のシェフが参加しました。
映画の中に登場する料理の数々も本格的でした。
そして土井善晴さんは作品中にあるシェフが調理場で怒鳴り散らしているというシーンに対し、
このように感想を語りました。
「二つ星シェフ」という映画を見たのですが。
シェフが、怒鳴り散らして、気に入らないと物を投げつけて、スタッフをビビらせているような調理場からは、おいしいお料理は、生まれません。そんな調理場から、できてきた料理を食べれば、味に[痛み]としか言えない雑味が必ず見つかります。— 土井善晴 (@doiyoshiharu) November 23, 2016
料理研究家としての正直な気持ちを吐露した土井さんの投稿に、共感の声がたくさん寄せられていました。
ネットの反応
土井さんの感想に共感したユーザーから様々なコメントが寄せられてきました。
例えばこちらは、有名ラーメン店での出来事を語りました。
有名なラーメン屋で厨房の中で弟子が親方に怒られるのを聞きながら食事をした後、お腹を下したことがありました。味は美味しくても食べながら気分は最悪。体によくないラーメンでした。
— yozakuraj (@yozakurasaurusu) November 23, 2016
確かに、食事の時に子供の楽しそうな声を聞く 何となく自分も楽しくなりますね。
親分が弟子に怒ってるのを聞いてばかりでは、自分まで気分が悪くなります。
こちらは料理する時についての感想を語りました。
お料理は、お花と似ているような気がしています。
大きくなぁれ、可愛くなぁれ、元気に咲いてねとお花を育てるように、お料理も、おいしくなぁれと。包丁入れるん下手やけどごめんね、どうぞゆっくりしゅんでねと、心で会話しながら作るだけで、ぜんぜん違う気がします。— 酔筆家ゆっこ(YUTAKA MIKO) (@beergirl_yukko) November 23, 2016
料理を美味しくするためにはやはり愛情が必要です。
心から美味しくなるように思いを込めれば、とても美味しい料理ができると思います。
こちらのユーザーさんは怒鳴り声に耐えられず、 お店を後にした事があると語りました。
そういう場所でお食事をした事があるのですが、怒鳴り声がこちらまで聞こえて来て味わう余裕なんてものはありませんでした。
こちらまで責められてるようなやるせない嫌〜な気持ちになって逃げるようにお店を後にした覚えがあります。— Junked (@taekich) November 23, 2016
たとえ自分が責められてる側ではなくても、 責める言葉は人を嫌な気持ちにさせます。
こちらは実際にそういう場を見てきた方のコメントです。
勇気のでる言葉です。
調理の場で、怒鳴る人を見てきました。
職人の世界だからと、半ば諦めと幻滅がありました。土井善晴さんの様に食に対してビジネスだけでなく、家庭や食や食を取り巻く文化に見識がある方の言葉に勇気を貰いました。
今日も料理頑張ります!— ガオガオ(男性) 野良読書 (@gaogaopower1) November 23, 2016
料理とは、感情を入れて繊細に行われるべきなのかもしれません。
ましてたくさんのお客様に提供するお店のものなら尚更です。
映画だけでなく、現実の調理場でもこのような事態が蔓延しないように願います。
出典:Twitter
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