保護猫スウィーティー
SCOOPで、その悲惨な姿で保護された猫はスウィーティーと名付けられました。
スウィーティーのような状態では食事を摂ることはままならず、
10日間にわたり何も食べることができませんでした。
そのため、SCOOPのスタッフはスウィーティーに手術を受けさせることにしました。
そしてスウィーティーは、その小さな口を35針も縫う手術を施されました。
術後は、本来ならスウィーティーは激痛のため食事を摂ることはできないはずだとされていました。
スウィーティーの努力
ところが、スウィーティーは激痛にも耐えてご飯を食べようとするのでした。
スウィーティーの必死の努力の理由は、1ヶ月後に判明しました。
1ヶ月後、スウィーティーは子猫を出産したのです。
スウィーティーの懸命な努力は、お腹の中の子猫のためだったのです。
子猫ジャックス
ところが生まれた子猫は、栄養不足に加えてスウィーティーが母乳を出せなかった影響により、
生後10日経っても4センチほどにしか成長しませんでした。
しかしSCOOPのスタッフの懸命なケアと母猫スウィーティーの見守りの結果、
幸いにも子猫はちゃんとした成長を遂げることができました。
通常よりも身体の小さな子猫は、ジャックスと名付けられました。
親子のその後
スウィーティーはその後、2回の手術を経て順調に回復しつつあります。
スウィーティーは、ジャックスのために激痛に耐えました。
その姿をみて心動かされたSCOOPのスタッフたちは、
懸命にスウィーティーとジャックスのケアを続けました。
彼らの姿から、「命」の重みを感じます。
残念なことですが、近ごろでは命をおろそかにする出来事が多く起きています。
動物の虐待もそうですが他人を思いやる気持ち、弱者へのいたわりを忘れてはいないでしょうか。
スウィーティーは、私たちが忘れている無償の愛を思い出させてくれている気がします。
出典:Facebook
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