「私はトーリです」
この猫の名前はトーリで、とても穏やかそうに見える黒い猫です。
年齢はもう18歳で、人間で例えるならすでに60代〜80代の老人です。
そんなトーリは飼い主に捨てられ、保護施設の前で放置されていました。
側には手紙が置いてあり、その内容はこちらになります。
「私の名前はトーリ。
私はトイレが使えず、とても鋭い爪を持っています。
家に赤ちゃんが産まれたため、私を飼えなくなりました。
私を手放すのは心苦しいそうですが、これが家族のための最善の方法なのです。」
トーリのような老猫は里親が見つからない場合も多く、
保護施設に入っても先の見えない運命が待っているだけです。
それは重々承知していたスタッフでしたが、
この手紙を見てどれだけの時間が掛かろうともトーリのために家を見つけると強く決心しました。
新たな生活へ・・・
トーリは爪を獣医さんに診てもらいました。
長い間手入れをされなかったようで、伸びた爪で足が傷ついていました。
獣医の看病によって、トーリはとても気分を良くしてくれたそうです。
トーリの話はFacebookでも投稿され、多くの人が関心を示してくれました。
たくさんの人の手助けで、ついにトーリを引き取ってくれる飼い主が現れました。
新しい飼い主に懐いて嬉しそうです。
こうして新しい生活を始めたトーリは、なんと自力でトイレが使えるようになりました。
いつも寝転んでいて幸せそうな表情を見せてくれています。
これからも優しい飼い主さんと共に残りの人生を過ごし、幸せに生きていくよう願います。
出典:エウレカ!
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