出産間際の17歳の母親は自分が死ぬと分かっていた!そして小さな命を誕生させた結果・・・

小さな命

癌治療に家族一丸となって立ち向かおうとした時、誰も予想していなかったことが起こりました。

ジェニーさんは妊娠していたのです。

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ジェニーさんは悩みます。

新しい命が宿ったことを喜びましたが、赤ちゃんを産むには放射線治療と抗がん剤を止めなければなりません。

しかし治療をしなければ、命は長くないと医師から宣告されてしまったのです。

ジェニーの決断

ジェニーさんは決断します。

先の分からない自分の命より、お腹に授かった命を誕生させようと。

たとえ死が早まったとしても、この子を生むことが母親になった自分の役目ではないか。

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ジェニーさんは家族と医師に、自分の決意を伝えました。

家族はそんなジェニーさんの思いを受け止めました。

ジェニーの役目

こうして治療は中止されました。

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そして9ヶ月後、ジェニーさんは元気な男の子を産みます。

その子は「チャド・マイケル」という素敵な名前を付けてもらいました。

ジェニーさんは助産婦さんの手を取り、こう呟いたそうです。

「役目を果たせました」

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出産から6日後、ジェニーさんは小さなチャドくんと退院します。

息子と少しでも家で過ごしたかったのです。

チャドくんの世話をするジェニーさんは、とても優しい聖母のような顔をしています。

さよならジェニー

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チャドくんが生まれて12日後、息子を抱いたままジェニーさんは静かにこの世を去りました。

彼女の表情に息子への溢れるばかりの愛が感じられます。

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深い悲しみの中、ジェニーさんの葬儀が執り行われました。

大勢の人が彼女の死を悲しみ、彼女の決断に心を打たれたのです。

命のバトン

ジェニーさんは、自分の命と引き替えにチャドを誕生させました。

母親になってからの彼女に、迷いの表情は見えません。

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そこにいるのは、命のバトンを引き渡した幸福な顔がありました。

ジェニーさんの家族は、天国からチャドくんを見守り続けてくれると信じています。

どうかチャドが、この素晴らしいジェニーさんの家族に愛されて、健やかに育つように願います。

ジェニーさんは、普通の人生を楽しんでいる高校生でした。

顔付きも楽しい17歳の笑顔でしたが、チャドくんを生んで母となった顔は、美しい聖母の顔に見えました。

彼女の人生は短いものでしたが、理解のある家族に守られて大変幸せな人だったと思います。

出典:イミシン

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