子猫ロミオ
動物保護施設に、ロミオという元気で遊ぶことが大好きで、愛情豊かな子猫が保護されています。
でも残念なことに、ロミオを家族として迎えてくれる里親さんは現れませんでした。
いつも、ロミオの暮らすケージの前を人は通り過ぎていくのです。
そんな時、ロミオは寂しそうにただ見送るだけでした。
なぜ、ロミオに新しい家族が現れないのか?
ロミオはその特異な容貌から、「あまりにも醜い」と言われているからです。
ロミオの里親
ケージの中から寂しそうに訪れた人を見送っていたロミオに、ある日ついに新しい家族が現れました。
スペインの動物保護団体『Santurio Compasión Animal』のスタッフがロミオの事を知り、
保護施設を訪れたのです。
そしてロミオを見て、「ロミオが他の猫と同じように遊ぶのが好きな普通の猫で醜くはありません」
と言ってロミオの新しい家族になったのです。
現在ロミオは、『Santurio Compasión Animal』の保護区で元気に楽しく暮らしています。
ロミオが楽しく生活している様子を紹介している動画の書き込みには、
「違いは特別を意味します」という素敵な言葉があります。
違い
動物はいつも何か大切なことを、命をもって私たちに教えてくれます。
今回も、ロミオは「違いは特別を意味する」ということを私たちに教えてくれています。
私たちは、他から「違う」ということを恐れていませんか?
「違う」ということは、何か異なることを意味しています。
そして、その違いを受け入れることは大変な勇気がいることでもあります。
だから私たちは、他から違うことが怖いのです。
無心で遊ぶロミオの姿は、抗うことなく「違い」を受け入れているように見えます。
私たちも、ロミオのように自然に「違い」を受け入れて自然体で生きていきたいものですね。
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