痛みに耐えて…
救出直後のペネロペです。
皮膚がひび割れ、毛は抜け落ち、あまりにもひどい状況です。
スタッフが保護した時は、犬だとはわからないほどだったと言います。
スタッフの方々は懸命に治療を施しました。
皮膚疾患は1日2日では完治しません。
ペネロペのように全身が疾患に侵されていては、なおさら長いスパンでの治療が必要となります。
触るだけでも痛がるペネロペ。
薬を塗ればひどい痛みに苦しまなければなりません。
そして、動けばかさぶたになった皮膚が擦れてこれまたひどい痛みに苛まれます。
そんな中で、ペネロペの病との辛く長い戦いが始まりました。
ペネロペはスタッフを信じて身体を預けてくれた優しい心の持ち主でした。
そして、病気に負けない強い気持ちを持った犬でもありました。
そんなペネロペだからきっと良くなる、そう信じて治療は続きました。
そして日々は過ぎていきました。
回復したペネロペ
ボロボロだった身体にだんだんたくましい毛が戻ってきました。薬も効いて身体を掻くこともなくなってきました。
カメラを見つめるペネロペです。
今は元気に上を向いて歩けます。
以前のように顔を下げて歩くことはなくなりました。
庭を駆け回る姿は元気いっぱいです。
以前のペネロぺから、この姿を誰が想像できたでしょうか。
スタッフさんたちと2人3脚で掴んだ幸せへの第一歩です。
立派な犬になりました。
きっと今のペネロペなら子どもたちも怖がらず、笑顔で抱きしめてくれるでしょう。
痛みと戦い、彼女は病気を乗り越えました。
そして自分を取り巻くマイナスの環境さえも乗り越えて手に入れた、今までとは違う景色。
これからのペネロペは笑顔に満ちた幸せな日々を送ることができるでしょう。
病気はなりたくてなるわけじゃない。
でも、なってしまう犬もいるというのが現実です。
ペットの犬は、その長い歴史のなかで人の友達となっていきました。
友達を助けることに理由はいらない、そう思いませんか?
出典:YouTube
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