ワンちゃんの姿
女性に保護されるまで、ワンちゃんはこのニューヨークの駅で壁に身を寄せ、大人しくしていました。
この状態で大人しくしていたワンちゃんは、ひっそりとしているうちに忘れ去られて行ってしまったのでしょう。
そんな中で、ワンちゃんの運命を変えたのはサラ・ボロックさん。
サラさんは仕事に向かう途中、人ごみの中にワンちゃんを見つけました。
とても寂しそうな瞳のワンちゃんを見て、サラさんは捨て犬だとすぐにわかりました。
そして、ワンちゃんを助けるために近づいたのです。
すると、ワンちゃんはひどく汚れており、そして怯えていました。
その姿を見て、彼女はワンちゃんを助けるために警察に連絡したのです。
保護されて・・・
警察の手によって地元の保護施設に保護されたワンちゃん。
名前はベッツィーと名づけられました。
ベッツィーちゃんは生後2年1ヶ月程度のメスだとわかりました。
そして体の状態から、ベッツィーちゃんが今までいかにひどい環境にいたのかわかりました。
足は汚れで黒く変色しており、関節も弱っていたのです。
病院で検査をしてさらに驚くことがわかったのです。
ベッツィーちゃんはなんと子供を産んだばかりの母犬だったのです。
つまり、飼い主にとって必要だったのは子犬だけ。
子供を産んだ母犬は用無しということで、使い捨てられてしまったのだと考えられたのです。
その後
今までは、人の手によって様々なものを奪われ続けたベッツィーちゃん。
そんなベッツィーちゃんがようやく人のぬくもりや優しさを知りました。
そして、人に何かを求める自由も知ったのです。
ベッツィーを捨てた飼い主も、ベッツィーの子犬たちも未だに見つかっておらず、
発見はかなり厳しいとされているようです。
奪われたものが多すぎるベッツィーちゃんの心の傷は計り知れません。
それでも今、ベッツィーちゃんが全てを奪われたまま忘れ去られ、
死んでしまうようなことにならずに無事で本当に良かったですよね。
ベッツィーちゃんを保護したサラさん、保護施設のスタッフ、
そして今もベッツィーちゃんのために動いている沢山の人々のお陰で、ベッツィーちゃんは幸せに暮らしています。
これからも幸せに暮らしてほしいですね。
出典:The Dodo
【関連記事】
*虐待、そして監禁…人間にトラウマを抱えた犬が心を開いた瞬間の明るさに満ちた表情!
*16歳の少女が発見した子犬は血に濡れた状態で捨てられていた!さらにその近くあったビニール袋には考えられないものが・・・
*虐待されたこの犬は、人間と仲良くなることを拒んだ!心を癒すたった1人の小さな親友を除いて・・・
*大怪我を負って教会のポーチに倒れた子犬の状態は縮み上がるばかりだった・・・
*人間の家族に強制的に独りぼっちにさせられ、そのまま1年放置された犬!発見した時は窒息するかと思った・・・